今日は沖縄北部の金武町(きんちょう)にある琉球八社の1つ「金武宮(きんぐう)」をご紹介します。
神秘的な洞窟を無料で見学できます。
【琉球八社】沖縄戦争を免れた木造建築が見られる金武観音寺|金武宮
金武観音寺

「金武宮(きんぐう)」は沖縄県金武町にあり、那覇空港から車で高速道路を利用して約1時間、約55キロの場所にあります。
琉球八社の1つとして知られていますが「金武宮(きんぐう)」という文字はどこにも書いてなく、ホームページも存在しません。
金武町の公式サイトを見ても「金武宮(きんぐう)」の文字はありません。
ちょっと謎ですね(*’▽’)
「金武観音寺」という所がどうやらその場所のようです。
琉球八社の一つで戦禍を免れた古い建築様式をとどめた貴重な木造建築
敷地内には樹齢約350年のフクギや、金武権現と水天が祀られた日秀洞があります
金武町観光ポータルサイト公式HP引用

私が最初行った時カーナビ検索して行ったのですが、大きな看板などがないのでグルグルしました(笑)
カーナビ検索で那覇方面から行くと、上の写真の場所付近に案内されます。
左手に小さな看板があるのですが、ヤシの木が看板を隠して気付かない。
ヤシの木が出てきたら、この辺りだろうと思ってください。


参道は少し坂になっています。

本堂に行く途中に上の写真の「金武観音寺のフクギ」があります。
フクギは沖縄県内では古くから緑の壁のようになるため、防風、防止潮になることから屋敷林として広く利用されている樹木です。
金武観音寺のフクギは推定樹齢約350年とされており、沖縄本島各地のフクギの中でも希少な巨木と云われています。
金武町公式観光ポータルサイトビジット金武タウン公式HP引用

フクギの奥にはお地蔵様が2体いらっしゃいます。
戦争を免れたお寺

個人的にこの観音寺に感動しました。
沖縄戦争を免れることができた建物があるなんて驚きですね。
パワーを感じます。
沖縄独特の赤瓦ですが、古いからなのか?あまり赤く見えません。

近くで見るとかなりの年月を感じます。
沖縄には神社仏閣がたくさんありますが、その中でも個人的にとても心が落ち着いて不思議な感覚でした。

普段なら見学してすぐに帰るのですが、なぜか帰りたくないと思い、しばらくこの建物を眺めていました。

説明書きも年期を感じますね。

観音寺にこんな貼り紙がありました。
テレビやインターネットの情報を鵜吞みにするのは危険ですね。
おみくじが激安

2020年12月に行ったら修繕作業をしていました。

お線香などが長テーブルにのせてありました。
お賽銭を入れる場所が見当たらず、お寺の方に聞こうかと思ったら誰もおらず。
他の参拝者の方が確認してくれて、おみくじの箱の中にお賽銭を入れていいとの事でした(*’▽’)


おみくじ20円!?
あまりの激安に驚き、普段おみくじを引かない私ですが思わず引きました(笑)

引いたらなんと英語表記!

おみくじの内容もしっかり英語表記!

これじゃ分からないよ…

裏には日本語表記があるから大丈夫♪

20円とは思えない内容。
読み終わって結び付けようとしたら、結ぶ場所がない!

見渡すと本堂の入口脇に上の写真の「おみくじ入れ」というのがあったので、こちらに入れるようです。

この香りがとても良い香りで不思議と落ち着いて、来るたびに「しばらくこの場所に居たい」と思わせてくれます。

お線香の近くにはパンフレットが置いてあります。
勧募のお願いでした。

4体の仏像がいらっしゃるようです。

寺務所は本堂の左手にあります。

お守りが売られているようですが、スタッフの方がいなかったので、こんな感じでした(*^^*)
洞窟「日秀洞」

観音寺の右側に鍾乳洞があります。
金武町公式HPでは鍾乳洞ではなく、洞窟と書いてあります。
お堂に向かって右側には「日秀洞」と呼ばれる洞窟があります。
ここには観音寺鎮守「金武権現(熊野三所権現)」と「水天」が祀られています。
金武町観光ポータルサイト公式HP引用

洞窟は無料で見学できます。

入ろうとすると急な階段があります。
この場所からのぞくと、とっても怖いんです(;’∀’)
最初怖くて入るの止めました(笑)
行く気が一気に失せるほど急な階段と、その先の暗闇。
明らかに空気感が違うのが分かりました。
ここを体験して、自分がやはり閉所、暗所恐怖症だと再確認しました(笑)

でもわざわざここを目指して来たのに帰る訳にはいかない!
しばらく様子をうかがっていたら、他の参拝者の方が何人か入って行ったので、自分も行けるような気がしてきました。
その人たちが出てから、いざ突入!

外気温は暑くても洞窟内はひんやりしています。
12月に再訪したら、外は寒いのに洞窟内は暖かかったです。
迫力がある鍾乳石が目の前に。

南城市にある「おきなわワールド」の鍾乳洞は敷地面積が広かったので怖くはありませんでしたが、ここはかなり狭いので鍾乳石が目の前にあって圧倒されます。

謎の置物発見!
七福神様に似てる(笑)
鍾乳石に「金武権現宮」という看板が飾られていました。

祠(ほこら)があり、説明書きがありました。

説明書きには「金武権現宮」とありますね。
洞窟内は湿度がすごいので看板が濡れています。
きっと眼鏡かけている人が入ると曇るはず(*^^*)

洞窟内はまだ先がありそうでしたが、立ち入り禁止になっています。
洞窟内の鍾乳洞は今でも成長を続けており、奥の大広間部分は自然環境保護の為立ち入りが禁止されています。マナーを守って立ち入るようにしましょう。
金武町観光ポータルサイト公式HP引用
この写真はiPhone11で撮影したので暗闇でも明るい感じになっていますが、実際は写真に写っている電灯はついておらず、真っ暗です。
どこへ続いているのか…
終わりに
今回は金武町にある琉球八社をご紹介しました。
観音寺の不思議な雰囲気を、ぜひ感じ取ってみてもらいたいです。
琉球八社は8つの内6つの神社が那覇にあるので、那覇観光をする際は寄ってみて下さい♪
おしまい♥