今日は沖縄県南城市にある離島、神の島と呼ばれている「久高島(くだかじま)」をご紹介します。
沖縄県がまだ日本になる前の、1つの国だった「琉球王国」時代からの聖地です♪
※緊急事態宣言解除日まで、観光目的での入島ができません。
【沖縄で1番の聖地】神の島と呼ばれている・久高島(くだかじま)
船でしか行くことが出来ない
神の島と呼ばれている「久高島(くだかじま)」は、沖縄本島の南城市にある安座真港(あざまこう)から出ているフェリーもしくは高速船でしか行くことが出来ません。
安座真港(あざまこう)は那覇空港から車で高速道路(無料区間)を利用して約40分、約30キロの所にあります。
車は安座真港(あざまこう)に無料で駐車できます。
沖縄本島から約5キロしか離れていないのに、橋を架けることをしないんです。
沖縄のおじーから聞いた話だと、何度も橋を架ける話は出ていたそうですが、島民からの反対意見が多くて橋を架けることはありませんでした。
今後も船でしか行くことが出来ないでしょうね。
1日6便しかないので観光するにも生活するにも少し不便に感じますね。
しかし、本来でしたら気安く足を運ぶような場所ではないのでこれくらいが良いんでしょうね(*^^*)
※天候が悪いときはフェリーが欠航するので、欠航したら久高島へは行けませんのでご注意ください。
安座真港(あざまこう)でフェリーのチケットを買うと、この時間表と地図が書かれた紙をもらうことが出来ます。
なのでガイドブックなどを持って行く必要がありません。
※冬の時期と夏の時期でフェリーの時間帯が変わります。
フェリーだと約25分、高速船だと約15分で着きます。
地図には詳しく場所の説明がされていてありがたいですね!
海の美しさに感動
フェリーで久高島(くだかじま)に向かうと、島周辺の美しい海がお出迎えをしてくれます。
この写真は一切加工していません。
この時久高島へ来たのは2回目でしたが、晴れている日に来るとこんな絶景が見れます。
沖縄本島南部は北部に比べて海の透明度が良くないと思われがちですが、少し離れた久高島は北部の海に負けていません。
まずは昼食を食べてからにしました。
久高島は港周辺にしかご飯屋さんがありません!
なので来てすぐに腹ごしらえです♪
ご飯屋さんも4件くらいしかありませんが、その中でも「食事処とくじん」さんが美味しいとおじーから聞いていたので行ってみました。
沖縄といったらやっぱり沖縄そば!何度食べても沖縄そばは飽きません。
おじーおススメなだけあって、とってもおいしかったです♪
久高島はバスなど公共交通機関がないので、レンタサイクルか自分で車を久高島まで持ってくるか、有料ガイドさんを頼んで車で回ってもらうかになります。
いくら島の周囲が8キロだからといって、徒歩で島内を回る人は見ませんね。
基本がレンタサイクルになります。
港周辺にレンタサイクル屋さんが何件かあるので、そこで借りていきます。
黄金の壺が流れてきた霊地
港から少し走らせると「イシキ浜」が現れます。
この浜は久高島で有名な浜で、黄金の壺が流れてきた霊地と言われています。
霊地なので遊泳禁止です。
この場所に来るといつも座って目を閉じたくなるんです。
とても不思議な感覚で、心が浄化されていくような感じです。
カベール岬
イシキ浜をすぎると巨大なガジュマルが現れます。
思わず足を止めてしまうほどの迫力です。
自然の力に圧倒されますね。
このまっすぐな道が久高島の最北端にあるカベール岬へと続く道です。
ハビャーン(カベール岬)
琉球開闢の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸した聖地とされる。植物群は国指定天然記念物。
久高島公式サイトHP引用
先が見えないので暑い中まだか、まだかという感じで自転車をこぎます(*^^*)
島民はカベール岬のことを「ハビャーン」と呼んでいます。
最北端なので波がかなりの勢いで打ちつけてきます。
風も強くて体を持っていかれそうです。
この場所で座って何かを感じる人が多いようです。
久高島1番の聖地
久高島にも御嶽(うたき)があります。
御嶽(うたき)が分からない方は下記をご覧ください。
南城市には沖縄の最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」があります。
斎場御嶽へ行っても私は何も感じることはないのですが、この久高島にある「フボー御嶽(うたき)」は初めて来たときはあまりの迫力に近づくことも出来ませんでした。
かなり怖かったんです。
何があるとかではないんですが、近寄ってはいけないオーラがありました。
1人で行ったんですが、なぜか人の気配がありました。
その時はまだ来るべき場所ではないんだなと感じました。
2回目の時は連れがいたからなのか?快晴だったからなのか?許可が下りたのか?分かりませんが、手を合わせることが出来ました(*’▽’)
初回とは全く違って温かいものを感じ、まるで「よく来たね」って言われているような気がしました。
この時は内地から姐さん(お友達)がプチ移住しに来てて、姐さんは何かを感じる人だったので、久高島には連れて行かないとと思って案内役として行きました。
やはり姐さんは久高島で何かを感じたようで、「来れて良かった」と帰るとき言っていました。
行くべきタイミングってあるんですよね。
御嶽(うたき)の写真は撮るべきではないので看板だけ撮影してきました。
※フボー御嶽(うたき)は立ち入り禁止になっているのでご注意ください。
メーギ浜
港の近くにある「メーギ浜」は久高島で唯一海水浴が可能な場所です。
しかし監視員などはいないので注意が必要です。
先ほどご紹介した霊地のイシキ浜などは禁止されているので気をつけて下さい。
帰る前の楽しみ
暑い中、島内を見て回るとかなり体力を使います。
帰りのフェリーを待っている間に一息入れるのがおススメです!
久高島待合所という場所に、レンタサイクルもやっているちょっとしたカフェがあるので、そこで氷ぜんざいとお茶のセットが売っています。
暑いときはやっぱり冷たいものが欲しくなりますね。
港は目の前なのでフェリーが来るまでゆっくりできます。
注意事項
島の動植物をはじめ海浜の石や砂、サンゴのかけらなどの全ての自然物は、久高島の大切な財産です。決して持ち帰らないでください。
久高島公式サイトHP引用
①久高島は島全体が神聖な場所になるので、島からは何も持ち出してはいけません。
万が一持ち出してしまうと、災いが起きてあとで返しに来ることになる場合があります。
神の島久高島は、この令和時代になっても土地を購入することが出来ないんです。
島民誰一人所有することが出来ません。
今の日本では考えられないようなことが、久高島ではあります。
それだけ琉球王国時代からの言い伝えを守ってきているのがすごいですよね!
信仰心の強い神の島久高島です。
②久高島は基本日影がないので熱中症対策は必須です。
港周辺にしか集落がないので、自動販売機も港周辺にしかありませんので水分は港に着いたら確保しておいて下さい。
曇っていても沖縄は紫外線が強いので油断しないようにして下さい。
③帰りのフェリーの時間をしっかりと確認してから島内を回るようにしましょう。
最終便が行ってしまうと、次の日まで島から出ることが出来ませんので気をつけて下さいね。
終わりに
久高島は小さい島ですが他にも歴史的な場所などもあるので、ゆっくりと神の島を見て回るのがおすすめです。
島内にはいくつかのルールがあるのでしっかりと守りながら、何かを感じることが出来たらいいですね♪
おしまい♥
※コロナの影響で久高島に行けない場合があるので、公式ホームページを確認してから行くのをおすすめします。
安座真港の地図載せておきます。